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得票の動きからみる過去・現在
東海大学教養学部講師
久保谷政義 著
A5判 並製 244頁 ¥3500+税
ISBN978-4-86251-192-8 C3031
得票の動きからみる過去・現在
紹介
小選挙区から多数の議席を選出する現行の衆議院の並立制は、基本的に二大政党制を導くものであるという議論がなされてきた。そしてその議論のとおり、一度は自民党と民主党による二大政党制が成立した。しかし、民主党は政権の座から転落し、以降、自民党は勝利を続け、いまや「一強多弱」政党制とも呼ばれる状況が現出している。
本書では、長期間にわたる国政選挙の得票分析を通じて、「なぜ同じ政治制度が初期の二大政党制と、現在の一強多弱政党制の双方を生み出すのか」という問いを探りつつ、今日のわが国の政党政治に生起している動向・変化の背景を明らかにすることを試みる。 小選挙区から多数の議席を選出する現行の衆議院の並立制は、基本的に二大政党制を導くものであるという議論がなされてきた。そしてその議論のとおり、一度は自民党と民主党による二大政党制が成立した。しかし、民主党は政権の座から転落し、以降、自民党は勝利を続け、いまや「一強多弱」政党制とも呼ばれる状況が現出している。
本書では、長期間にわたる国政選挙の得票分析を通じて、「なぜ同じ政治制度が初期の二大政党制と、現在の一強多弱政党制の双方を生み出すのか」という問いを探りつつ、今日のわが国の政党政治に生起している動向・変化の背景を明らかにすることを試みる。
目次
序 章
第1 並立制の性質
1.並立制導入の経緯
2.非比例性にみる小選挙区比例代表並立制の特徴
3.衆議院比例区定数の削減の影響
第2 政党システムの変遷
1.政党数に関する分析の手法
2.中選挙区制下における衆議院の政党システム
3.並立制下における衆議院の政党システム
4.参議院の政党システム
第3 政党助成制度と政党の性質
1.政党助成制度の特徴
2.「影響」型政党の出現
3.新党の登場を促す複合的要因
第4 政治改革以前の政党別得票状況
1.選挙と地域性に関する過去の研究
2.都市化と選挙結果の関係
第5 政治改革以後の政党別得票状況
1.都市─農村の軸でみた地域性
2.各地方に表れた固有な地域性
第6 政治改革の副次的効果
1.中選挙区制廃止と定数不均衡の是正
2.得票目標水準の画一化
終 章
1.政治改革のねらいと政治改革以後の日本政治の変動
2.制度改革の分析─「一強多弱」政党制の背景
3.政党の基盤──都市的政党と農村的政党
4.今後の課題
前書きなど
小選挙区から多数の議席を選出する現行の衆議院の並立制は、基本的に二大政党制を導くものであるという議論がなされてきた。そしてその議論のとおり、一度は自民党と民主党による二大政党制が成立した。しかし、民主党は政権の座から転落し、以降、自民党は勝利を続け、いまや「一強多弱」政党制とも呼ばれる状況が現出している。
本書では、長期間にわたる国政選挙の得票分析を通じて、「なぜ同じ政治制度が初期の二大政党制と、現在の一強多弱政党制の双方を生み出すのか」という問いを探りつつ、今日のわが国の政党政治に生起している動向・変化の背景を明らかにすることを試みる。 小選挙区から多数の議席を選出する現行の衆議院の並立制は、基本的に二大政党制を導くものであるという議論がなされてきた。そしてその議論のとおり、一度は自民党と民主党による二大政党制が成立した。しかし、民主党は政権の座から転落し、以降、自民党は勝利を続け、いまや「一強多弱」政党制とも呼ばれる状況が現出している。
本書では、長期間にわたる国政選挙の得票分析を通じて、「なぜ同じ政治制度が初期の二大政党制と、現在の一強多弱政党制の双方を生み出すのか」という問いを探りつつ、今日のわが国の政党政治に生起している動向・変化の背景を明らかにすることを試みる。
執筆者など
1975年神奈川県生まれ。東海大学大学院政治学研究科博士課程後期修了。博士(政治学)。東海大学教養学部講師。専門は日本の政治と選挙。国際協力機構(JICA)の「議会運営・選挙管理セミナー」では、諸外国の議会事務局及び選挙管理委員会の幹部を対象に日本の国会の公設秘書制度を講義・解説するなど、海外に向けて日本政治の正しい理解を促進するための活動にも携わっている。
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